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読書日記

著者のことば 荻原魚雷さん 時代の風味も味わう

 ■古書古書話 荻原魚雷(おぎはら・ぎょらい)さん 本の雑誌社・2376円

 古本に魅せられ、古本の世界に惑溺するライターによるエッセー集。あきれるほど多種多様な古本をめぐる話が満載だ。そこから著者の日常も見えてくるのだが、何だかすごく豊かな時間が流れている。

 三重県出身。名古屋での浪人中、古本屋通いにのめり込み始めた。世界一の古本屋街・神保町に行ってみたいと東京の大学に進学。しかし中退し、就職もせずフリーライターに。この生き方は、浪人中に出会った竹中労の「ルポライター事始」の影響が大きいらしい。ここに登場する大正のダダイスト、アナキスト、作家ら未知の人々の著作や関連本にも関心を広げた。

 「社会に適応できず、世の中は何か間違っているんじゃないかと思っていた。それまで教えられてきたこと、…

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