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内閣府が20日発表した2019年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価の変動を除いた実質で前期比0・5%増、この状態が1年続いた場合の年率換算は2・1%増となり、2四半期連続のプラスだった。輸入の急減で、輸出との差額である「純輸出」(外需)が増えてGDPを押し上げたのが主因。輸入急減は内需の弱さを反映しているうえ、個人消費もマイナスになるなど景気の現状は弱含みになっている。【森有正】
速報値の内訳をみると、GDPの約6割を占める個人消費は前期比0・1%減。前期(18年10~12月期)の0・2%増からマイナスに転じた。暖冬の影響で冬物衣料の販売が落ち込んだほか、自動車販売も振るわなかった。設備投資も0・3%減。中国経済の減速などで製造業を中心に投資意欲が鈍ったほか、自然災害から回復した前期に2・5%増と大幅に増加した反動があった。
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