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ヒバクシャ

2019春/1 「世界はまだ知らない」 無数の声、今も耳に 岡田恵美子さん(82)

米国での証言活動について話す岡田恵美子さん=広島市中区の原爆資料館で15日

 <時代が変わっても documentary report 246>

 今月15日、全面改装されたばかりの原爆資料館本館(広島市)。岡田恵美子さん(82)の視線の先には、幼い遺影と「あつい、あつい」という言葉が薄ぼんやりした光で照らされていた。

 被爆の実相を伝える展示には近づいた。世界中の人に見てもらいたいと思う半面、何かが足りないとも感じる。「消え入りそうな声だったのだろうか。それが伝われば……」

 1945年8月6日、8歳だった。爆心地から2・8キロの自宅で被爆し、逃げ惑う道中、無数の声が聞こえた。「助けて」「お母ちゃん」と泣き叫ぶ子供、水を求める言葉の体をなさないうめき。今も耳から離れない。きのこ雲の下で耳にした、あのおびただしい声を伝えるのは不可能だろうか。

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