平成の成功者「元ヒルズ族」 令和にこう思う

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六本木ヒルズ(後方中央)を望む部屋で平成と令和について語る久積篤史さん=東京都港区で2019年4月13日、藤井太郎撮影
六本木ヒルズ(後方中央)を望む部屋で平成と令和について語る久積篤史さん=東京都港区で2019年4月13日、藤井太郎撮影

 「ヒルズ族」。事業で成功し、東京都内の一等地に建つ六本木ヒルズの居住棟(港区)に暮らす人たちを指す。2003年のヒルズの開業とともに生まれた呼び名で、平成の時代に億単位の金を稼ぐ「成功者」の象徴になった。平成と令和の時代をどう見るのか。元ヒルズ族の男性経営者に話を聞いた。

 「良いもの、強い意志のある者の周りは自然と人が集まる」。横浜市で4月にあった大学生協主催の新入生歓迎会。芸能人のような社会に影響力のある「インフルエンサー」を活用した事業を手がける「PATRON(パトロン)」の最高経営責任者(CEO)、久積(ひさつみ)篤史さん(34)が熱く語っていた。

 平成の始まりによい思い出はない。両親が離婚、再婚を繰り返して名字が4度も変わった。高校中退後、地元の徳島県でぼんやりと暮らす18歳のときに六本木ヒルズが開業した。ヒルズ族の先頭はライブドア社長(当時)だった堀江貴文さん。注目を集める姿に自分も現実から抜け出せそうに思えたという。

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