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台湾がアジア初の同性婚を実現した理由

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同性カップル向け写真館「尚典」で結婚写真を撮影するサキザヤ族のカイヨーさん(右)とアミ族のイゾーさん=台北市で2019年3月15日、福岡静哉撮影
同性カップル向け写真館「尚典」で結婚写真を撮影するサキザヤ族のカイヨーさん(右)とアミ族のイゾーさん=台北市で2019年3月15日、福岡静哉撮影

 台湾の立法院(国会)で17日、同性カップルに結婚を認める特別法が賛成多数で可決、成立した。1980年代から当事者らが粘り強く運動を続けてきたことが、アジア初の同性婚を実現させる原動力となった。すでに多くの同性カップルが24日から始まる婚姻届の受け付けに向けて準備を進め、お祝いムードが広がっている。ただ、17日に成立した法律では、国際結婚などで異性婚との間に差別が残った。アジアでは同性婚に寛容な社会に数えられる台湾だが、保守層などからの反発も依然として根強いのが現実だ。

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