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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『人喰い』カール・ホフマン/著

◆『人喰い』カール・ホフマン/著 古屋美登里/訳(亜紀書房/税別2500円)

 ある新聞で、狩猟生活についてのコラムを読んだ。つぶらな目をした小鹿を罠(わな)で獲って肉を食せば、滋養に加え、その可愛らしさをも体内に取り込めるはず、というくだりがあった。殺しただけではないことに意義を見いだす。なるほど、納得できる。

 でも、人間だったら。殺したら余すところなく食べよう、それでこそ意義がある、と、思えるだろうか。ただ、力強く緻密なルポルタージュ『人喰い』を一度読んでしまえば、そんな自問自答の輪郭も揺らぎはじめる。

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