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検証

広がる刑事裁判議論(その1) 判決文公開、1%未満

 性犯罪で起訴された被告への無罪判決が相次ぎ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では裁判所への批判が広がった。一方で被告の人権擁護の観点から「判決批判への批判」も出てきて、「判決全文を読まないと分からない」という意見が相次ぐようになった。しかし、裁判所が誰にでも見られる形で公開している刑事裁判の判決文は全体の1%にも満たない。なぜ、国民が判決文を目にすることは難しいのか。実情と背景を探った。【中川聡子】

 発端は3月12日、泥酔状態の女性と性行為に及んだとして準強姦(ごうかん)(刑法改正により現在は準強制性交等)罪に問われた男性に福岡地裁久留米支部が無罪を言い渡したことだ。さらに同月、静岡地裁浜松支部、名古屋地裁岡崎支部、静岡地裁で無罪判決が相次いだ。

 「裁判官は性被害の実態を理解しているのか」との批判がSNSで高まる一方、法律家からは「(無罪判決に対する批判は)人権保障の観点から慎重になるべきだと思います」(戸舘圭之弁護士のツイート)などの意見も投稿された。こうした議論の中で「法律改正議論材料のためにも、判決全文読みたい」(太田啓子弁護士のツイート)▽「具体的にどのような事実があったのかわからない。判決は全て公開すべき」(趙誠峰弁護士のツイー…

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