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広がる刑事裁判議論(その2止) 判決文公開基準、不明確 「事なかれ主義の表れ」/「国民が監視すべきだ」

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強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた被告に判決が言い渡された山形地裁の法廷=山形市で2018年4月25日午後1時20分(代表撮影)
強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた被告に判決が言い渡された山形地裁の法廷=山形市で2018年4月25日午後1時20分(代表撮影)

 

 性犯罪は被害者の保護が課題になる。最高裁のウェブ公開基準でも性犯罪の判決文は除外されている。

 性被害者の代理人を多く務める上谷さくら弁護士は「被害者にはその後の人生がある。誰もが簡単に判決文にアクセスできるような制度は問題」と話す。国民の知る権利の保障の観点から「現時点では正確な報道のため、報道機関には判決全文を提供することを検討すべきでは」と提言する。

 一方、性被害に詳しい伊藤和子弁護士は「被害者の中には判決を公にしてほしいと望む人もいる」と話す。「判決公開の原則に立ち返り、被害者感情に配慮した公開のルール作りをオープンな場で議論すべきだ。裁判所のウェブ掲載基準は不透明だ」

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