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2019欧州の選択

欧州では右派ポピュリズム政党が台頭し、人権や民主主義といった欧州連合(EU)を象徴する価値観が揺らいでいます。背景にはEUと価値観を共有してきた中道左派政党の退潮があります。独社民党も例外ではありません。欧州中道左派の「最後のとりで」とされてきたこの政党に何が起きているのでしょうか。

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2019欧州の選択

極右、議会選へ大連携 「反EU」の会派結成見据え

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反EU右派政党幹部が集結した選挙集会で、仏極右「国民連合」のルペン党首(前列右から2人目)らから拍手を受けるイタリアのサルビーニ副首相(同3人目)=イタリア北部ミラノで18日、ロイター
反EU右派政党幹部が集結した選挙集会で、仏極右「国民連合」のルペン党首(前列右から2人目)らから拍手を受けるイタリアのサルビーニ副首相(同3人目)=イタリア北部ミラノで18日、ロイター

 23~26日に投開票される欧州連合(EU)の欧州議会選挙で、イタリアやフランスなど各国のEU懐疑派政党が連携を強め、勢力拡大を図っている。反移民感情にあからさまに訴えることで欧州各地で人々の不満を吸い上げ、EUが築いてきた既存の価値観に挑戦している。【モンファルコーネ(イタリア北部)で賀有勇、ブリュッセル八田浩輔】

 「EUによって占拠されてきた欧州大陸を解放する歴史的な時だ」。今月18日、イタリア北部ミラノで開かれた欧州議会選の集会で「同盟」党首のサルビーニ副首相は気勢を上げた。集会にはフランスの「国民連合」(RN)やオランダの「自由党」など欧州11カ国で移民排斥などを掲げる極右政党の代表らが結集した。

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