祖国なき金メダリスト・孫基禎さん「うつむき」乗り越え駆けた90年 五輪迫る今こそ

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1936年ベルリン五輪で孫基禎さんが、当時の五輪記録となる2時間29分19秒で優勝のフィニッシュテープを切った=ドイツ・ベルリンで1936年8月9日撮影
1936年ベルリン五輪で孫基禎さんが、当時の五輪記録となる2時間29分19秒で優勝のフィニッシュテープを切った=ドイツ・ベルリンで1936年8月9日撮影

 日本植民地時代の朝鮮に生まれ育ち「日本代表」として1936年ベルリン五輪に出場、マラソンで金メダルを獲得した故孫基禎(ソン・キジョン)さんの評伝を寺島善一・明治大名誉教授(73)が4月に出版した。「祖国なきランナー」として苦難の道を歩みながら、スポーツを通じた平和を願った孫さんの生き様を伝えたい。2020年東京五輪を前に、そして日韓関係が冷え込む今だからこそ――。【大島祥平】

 タイトルは「評伝 孫基禎」(社会評論社)。寺島教授は生前の孫さんと親交があり、本人に聞いた言葉なども多く紹介されている。

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