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宇宙

はやぶさ2、降下中止の原因は異常な高度計測 30日に再度実施へ

はやぶさ2の今後について説明する津田雄一・プロジェクトマネジャー=東京都千代田区で2019年5月22日、永山悦子撮影

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、小惑星リュウグウの表面観測を目指していた探査機「はやぶさ2」が16日に降下を途中で中止した原因について、高度を計測する装置が異常な高度を示したためだったと発表した。装置を調整し、改めて30日に観測のために低高度へ降下し、着陸時の目印となる「ターゲットマーカー」の投下を実施するという。

探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウの高度約500メートルから撮影した人工クレーター付近(右上付近)の画像=宇宙航空研究開発機構、東京大など提供

 はやぶさ2は4月、衝突装置によって計画通りにリュウグウの表面に人工クレーターを作ることに成功した。小惑星表面が高温になる7月上旬までに、クレーター付近への着陸を目指している。はやぶさ2は大きな岩がある場所には着陸できない。16日の運用では、できるだけ平らな場所を探すため、高度10メートル付近まで降下して、表面の状況を詳細に観測する予定だった。

 しかし、実際は、はやぶさ2は高度約50メートルで自律的に判断して降下を中止し、上昇に転じた。ターゲットマーカーも投下しなかった。はやぶさ2が中止を判断した理由を分析した結果、高度50メートルで、高度を計測する装置のレーザー光の受信感度を変えた際、一瞬、「6キロ」というあり得ない高度が出力されたという。その結果、はやぶさ2が異常が起きたと判断し、上昇したという。

 一方、はやぶさ2が上昇する際、高度500~600メートル付近から着陸候補地点の撮影に成功した。クレーター周辺の様子がかなり鮮明に写っていた。津田雄一・プロジェクトマネジャーは「複数の候補地点の精度が高い画像を得ることができた。この画像をもとに、次回はクレーターに比較的近い地点を目指して降下し、ターゲットマーカーを落としたい。画像が撮れたことで、作業の遅れはないと考えている」と話した。【永山悦子】

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