メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

トランプ大統領来日、警備に頭悩ませる警視庁 ドローンだけでなく「座布団対策」も

トランプ米大統領の来日に備えて東京メトロ大手町駅を巡回し、ゴミ箱の中身を確認する駅員=東京都千代田区で2019年5月22日午後2時56分、宮間俊樹撮影

 25~28日のトランプ米大統領来日に伴い、警視庁が東京都内の警戒を強化している。令和初の国賓でもあり、警備態勢は1年半前の前回来日時と同様、最大規模になる見通し。大相撲観戦での警備など難しい対応も求められているが、警視庁は万全の態勢でのぞむ。交通規制など市民生活にも影響が出そうだ。

 警視庁が最も頭を悩ませるのは、26日の大相撲観戦の警護だ。両国国技館は2階に貴賓席があるが、トランプ氏が優勝力士を表彰することもあり、土俵近くの升席での観戦が予定されている。国技館はすり鉢状のため、底辺部に位置する升席の場合、前後左右だけでなく上方への警戒も必要となり警備上のリスクが増す。

 升席の購入者には氏名などの申告が求められているほか、「砂かぶり」と呼ばれる土俵間近の席は一部販売が止められている。26日は千秋楽のため、優勝決定の際などは客席から座布団が飛び交う事態も予想される。警視庁はトランプ氏らに当たることがないよう警護官(SP)らを配置し、警戒させる。

 国賓として来日する今回は、天皇陛下との会見だけでなく宮中晩さん会なども予定されている。同庁は大使館などの米国関連施設だけでなく、皇居や赤坂御用地周辺の警備も強化し、巡回や車両検問を徹底する。

 宮内庁も普段は一般に開放している庭園の皇居・東御苑を26日から28日正午まで休園する。2014年4月のオバマ米大統領(当時)以来の対応だ。

 ドローン対策も進める。皇居周辺では今月2日と6日にドローンのような飛行物体が目撃された。警視庁は機動隊の「無人航空機対処部隊」を待機させ、ドローンの飛行を妨害する「ジャミング(電波妨害)装置」などを活用して違法な飛行を防ぐ。また、トランプ氏の移動先にはサブマシンガンを携行したテロ対策の緊急時初動対応部隊を配備する。

 26日は大相撲観戦の前に千葉県で安倍晋三首相とのゴルフも予定されている。同県警幹部は「大統領の警備となれば、当然大規模な態勢となる」と話す。

 空港や駅など不特定多数が集まる場所の対策も始まっている。羽田空港の旅客ターミナルではコインロッカーの使用を順次停止し、25日からはごみ箱も封鎖する。東京メトロは既に主要駅で同様の対応を始めた。JR東日本も25日から東京駅と、大相撲が開かれている両国国技館最寄りの両国駅のロッカーを使用できなくする。警視庁は警察官らによる巡回を強化し、「見せる警備」で犯罪抑止を図る。【金森崇之、高島博之、宮本翔平】

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 容疑者、都内のゴルフ場でアルバイト 幼少期から高校生まで吹田で暮らす 拳銃強奪
  2. 「私がやったことではない」容疑者は否認 拳銃強奪
  3. 関西大も「まずは一安心」 容疑者逮捕でほとんどの学校は通常通り朝から授業 拳銃強奪
  4. 「奪われにくい新型ホルスター」行き渡らず…旧式を着用 交番襲撃
  5. 交番襲撃、拳銃所持の男を箕面市内で逮捕 強盗殺人未遂容疑

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです