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没後200年・伊能忠敬を歩く

/13 福島県本宮市 にぎわい、浮かぶにがり顔

蛇骨地蔵堂の裏には、観音像がずらりと並ぶ

 「朝小雨、昼後より大雨。夜も大雨」。1800年6月16日、白河の宿をたった伊能忠敬は「測量日記」に、雨にたたられた一日をまるで恨み言を連ねるように記した。蝦夷(えぞ)地へと測量隊が急いでいた奥州街道は当時もちろん舗装されていない。足元が悪い上に、雨に打たれながらの測量。疲労のためか、夕方にたどり着いた本宮宿の宿泊先の名も日記に残されていない。

 本宮宿は現在の福島県本宮市。「福島のへそ」を称する人口約3万人の自治体だ。5月中旬、JR東北線のワンマンカーから改修中の本宮駅に降り立つと、駅前の一角にマイクを握った男性の胸像が建っていた。「伊藤久男之像」。夏の高校野球の大会歌「栄冠は君に輝く」などの名唱で知られる昭和の流行歌手、伊藤久男(1910~83年)はこの地に生まれたのだった。台座のボタンを押すと、朗々とした歌声が大音量で鳴り響く。ガラ…

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