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静岡市葵区 静岡ワサビ 世界に伝統と味伝えたい 畳石式栽培で手間かけ /東京

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ワサビ田でワサビを収穫する白鳥義彦さん=静岡市葵区有東木で
ワサビ田でワサビを収穫する白鳥義彦さん=静岡市葵区有東木で

 静岡市葵区有東木(うとうぎ)は約400年前からワサビ栽培が続く国内有数の産地だ。伝統的な栽培方法で作られ、辛みと風味が強いのが特徴である「静岡ワサビ」の魅力を探った。【大谷和佳子】

 有東木地区は市中心部から北に約30キロ離れた標高約600メートルの山間部にある。生産者は約40軒で茶などと並行してワサビを栽培する。1600年ごろ、自生するワサビをわき水の近くに植えて栽培が始まったとされる。同じ頃、江戸城から駿府城(静岡市)に隠居した徳川家康に献上されたと伝えられている。

 ワサビ田は棚田状に広がり、あちこちで石畳を流れる水の音が心地よく響く。底部に大きな石を並べ、その上に小さな石を積んで石の層を作り、表面を砂利で覆ってワサビを植える。栽培に使われる水は下の層に染み込んでろ過され、下の棚田に安定した酸素や養分が供給される。

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