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石川創先生の鯨塾

/2 鯨の進化と海洋への適応 祖先は歩いていた /山口

鯨の直接の祖先と言われるパキケタスとアンブロケタス=下関鯨類研究室提供。イラストはイラストレイターの川崎悟司さん

 鯨は魚類ではなく哺乳類だ。海の中で魚から鯨に進化したのではなく、陸上の四つ足動物として進化した後で海に戻った。彼らは水中で生活するために、どうやって体を適応させてきたのだろうか。

 ■魚との違い

 哺乳類と魚類は、呼吸▽繁殖▽体温--の3点で大きく異なる。

 まず、魚類はえらで呼吸するが、哺乳類は肺で呼吸する。1回の呼吸で入れ替わる肺の空気量は、ヒトが約3割なのに対し鯨は約9割と圧倒的に多い。いわゆる「鯨の潮吹き」の正体は水ではなく鼻息だ。呼吸の際に肺の空気を鼻から高圧で出すため、圧力が下がった呼気の水蒸気が凝結して霧状になる。

 次に、魚類は卵を産んで繁殖するが、哺乳類は胎生で母親から直接生まれる。ヒトは普通、頭から生まれるが…

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