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メディア時評

研究の闇、多面的に=トミヤマユキコ・東北芸術工科大講師

 自分が大学に勤めていることもあって、研究倫理に反する行為に手を染める研究者や、その報道のされ方に興味がある。大学や研究所は、その人物を処分し「再発防止に努める」とコメントするけれど、また似たようなケースが出てくるのだから、実際のところ抑止力は極めて微弱だと言わざるを得ない。発覚すれば身の破滅だとわかっていても、やってしまう。よりによって、真実の探求をモットーとする研究の世界で。

 先ごろ、学校法人東洋英和女学院の深井智朗氏が懲戒解雇された。自身の著作と論文に捏造(ねつぞう)と盗用があったためだ。毎日新聞11日の朝刊では「東洋英和院長 懲戒解雇」と報じるにとどめているが、インターネットの世界では「祭り」が起こった。深井氏が創作した「カール・レーフラー」なる神学者が「ネタ」として消費されたのだ。ツイッターでは「日本のみなさん、はじめまして。カール・レーフラーです。Twitte…

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