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科学の森

マンモス復活に挑む クローンやゲノム編集技術で

 大昔に絶滅したマンモスの復活計画が国内外で進んでいる。近畿大は今年3月、2万8000年前のマンモスの化石から取り出した細胞核で、細胞分裂の前兆が観察できたと発表した。復活に向けた重要な一歩だが、実現には大きな課題があることも見えてきた。【松本光樹】

 ●細胞分裂ならず

 「生命現象が見られたことは有意義な一歩だ」。近大などの研究チームは今年3月、大阪市内で記者会見を開き、成果を強調した。シベリアの永久凍土から2010年に発掘されたマンモス「YUKA(ユカ)」の筋肉組織から細胞核を取り出し、マウスの卵子の核と入れ替えたところ、実験した24個中5個が細胞分裂の始まる直前の状態になった。

 研究はクローン技術の応用だ。マンモスの細胞核のDNAは厳しい寒さや宇宙線などに長期間さらされ損傷したが、卵子内でDNAと認識されたと考えられる。ただ、通常のクローン作製なら細胞分裂へ進むのに、今回はいずれも直前でストップした。想像以上の損傷だったとみられる。

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