戦没者遺骨収集、高まる防衛省期待論 海外派遣拡大に慎重論も

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硫黄島(東京都小笠原村)で収容された遺骨。第二次世界大戦末期に日米両軍が激突、日本兵約1万体の遺骨が未収容だ=2010年12月14日、栗原俊雄撮影
硫黄島(東京都小笠原村)で収容された遺骨。第二次世界大戦末期に日米両軍が激突、日本兵約1万体の遺骨が未収容だ=2010年12月14日、栗原俊雄撮影

 遺骨の身元特定が進まない中、防衛省への期待は高まっている。

 遺骨収容などの旧陸海軍の残務は、敗戦で軍部が解体されたため、厚労省の所管となったが、遅々として進まなかった。しびれを切らした立法側が「厚労省だけに任せておけない」と推進法の制定に動いた。主体となってきた厚労省に、防衛省や外務省も加える「横串」を通した。

 厚労省が中心であることは変わらないが、防衛省待望論は根強い。23日の検討会議で畔上和男日本遺族会専務理事は「自衛隊の協力をぜひお願いしたい。今後、収集促進となれば、今まで以上に厳しいところに向かわないといけない。専門知識、訓練を受けた人、総合的に力がある方に参画してほしい」と訴えた。防衛省は「所管は厚労省」(広報課)とそっけないが、長年、遺骨収容を担ってきた遺児の高齢化が進む中、過酷な現場でも機…

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