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「僧形神像」は15世紀前半のものと判明 山形・米沢の大南遺跡

大南遺跡から出土した僧形神像=米沢市教育委員会提供

 山形大は23日、山形県米沢市浅川の大南(おおみなみ)遺跡から2017年度の発掘調査で出土した「僧形(そうぎょう)神像」について、その制作年代を測定した結果、15世紀前半のものと判明したと発表した。米沢市教育委員会が発掘調査し、山形大に測定を委託していた。

     僧形神像から採取した木片を、同大の高感度加速器質量分析装置を用いて放射性炭素年代法により測定したところ、制作時期が95・4%の確率で1421~56年とほぼ特定できたという。担当した門叶(とかない)冬樹教授(文化財科学)は「遺跡にあった建物の柱や井戸の枠に使われたくいなども14世紀のものと判明し、中世の遺構であることが確認できた」と話す。

     大南遺跡は、縄文から江戸初期の遺物や集落跡などがある複合遺跡で、米沢市教委が16年度から2年かけて約2万7600平方メートルを調査。高さ約21センチ、幅約5センチの木像が見つかった。木像は僧侶の形をした神像で、通常は神社などに安置されている場合が多く、遺跡から見つかったのは金沢市の千田北遺跡に次いで2例目という。

     発掘調査では、多数の建物跡、陶磁器、内耳土鍋、木製遺物などのほか、「十八日観世菩薩」と書かれた木簡も出土している。調査を担当した米沢市教委文化課の佐藤公保主任は「室町から戦国時代にかけ、中世の信仰を示す貴重な史料の一つで、仏教関係の施設があった可能性もある」と説明する。

     発掘調査の成果と年代測定結果については、6月1日午後1時から県立米沢女子短大でシンポジウムが開かれる。【佐藤良一】

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