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特集ワイド

天皇陛下、限定本に寄稿 あふれる「御料車」への思い

 「文は人なり」とはよくぞ言ったものだ。天皇陛下は即位後、初めてのおことばで「日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たす」と誓われたが、ここに至るまでの心境は決して穏やかではなかったようだ。即位直前の今春、旧華族家の手元に届いた限定本に特別寄稿された文面には、歴史をかがみに「令和」の時代を国民と共に歩んでゆく覚悟の一端がにじみ出ていた。【中澤雄大】

 「霞会館の御料車(ごりょうしゃ)の本に、皇太子さま(当時)が寄稿されている」。旧華族家関係の書籍を長年手掛けた旧知の編集者が教えてくれたのは2月下旬だった。ここで言う「御料車」とは、皇室が使う自動車のことだ。即位を間近に控える中、歴史の研究者でもある方がどのような思いを込めて書いたのか、がぜん興味が湧いた。

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