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聖職者の子供虐待で、ポーランド右派の支持率急落

 【ウィーン三木幸治】23~26日に投開票される欧州連合(EU)の欧州議会選挙で、反EUを主張するポーランドの右派与党「法と正義」(PiS)の支持率が急落している。カトリック司祭による子供への性的虐待を追ったドキュメンタリーが話題となり、同国カトリック界と密接な関係にあるPiSのイメージダウンにつながったためとみられる。

     このドキュメンタリーは今月11日に動画サイト「YouTube」に投稿された無料動画で、タイトルは「誰にも言うな」。1週間余りで再生回数が2000万回を超えた。複数の被害者が登場し、8歳の時に被害にあった女性(39)が当時の司祭に会って事実関係を問いただす場面などが映されている。

     ドキュメンタリーの公開後、PiSの支持率は急激にダウン。4月23~26日の調査では約40%だったが、今月14~16日の調査で約33%にまで下落。親EUの野党連合(約44%)に大きく差をつけられている。

     ポーランドは国民の9割がカトリックだが、司祭の多くは右派のPiSを支持する。そのためドキュメンタリーによる「告発」は、PiSへの反感につながったようだ。PiSは今月16日、子供に対する性的虐待を厳罰化する法案を下院で可決させるなど支持回復に躍起だが、欧州議会選への影響は避けられないとみられる。欧州議会選は、ポーランドでは26日に投開票される。

     聖職者による子供への性的虐待は世界各国で発覚。ポーランドのカトリック教会は今年3月、1990~2018年の間に625人の子供から被害報告があったと発表した。

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