欧州連合(EU)からの離脱問題のかじ取りに失敗し、24日に辞任を表明した英国のメイ首相。政治情勢の読み違いが重なり、党内での求心力を失った。今後の焦点はEU離脱交渉の行方を左右する後継首相選びだが、国内では離脱強硬派の影響力が強まっている。経済や市民生活の混乱が予想される「合意なき離脱」の機運が高まる可能性がある。【ロンドン服部正法、ブリュッセル八田浩輔】
「(EU離脱という)人々の選択を成就するのが(首相の)義務で、私はベストを尽くした。離脱協定に議員の支持を得るためにあらゆることを行ったが、残念ながらかなわなかった」。首相官邸前に赤のスーツ姿で現れたメイ氏は、硬い表情で辞任の意向を明らかにした。
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