児童虐待

止められぬ母 夫から暴力「歯が立たない」 防止法改正案、衆院委で可決

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「元夫から人格を否定され続けて、何が正しいか判断できなくなっていた」と振り返る女性=東京都内で、藤沢美由紀撮影
「元夫から人格を否定され続けて、何が正しいか判断できなくなっていた」と振り返る女性=東京都内で、藤沢美由紀撮影

 児童虐待防止対策の関連法案は24日、衆院厚生労働委員会で、修正案が全会一致で可決され、今国会で成立する見通しとなった。児童虐待はドメスティックバイオレンス(DV)と密接な関係があるとされ、1月に千葉県野田市で栗原心愛(みあ)さん(当時10歳)が虐待死した事件でも、起訴された母親が公判で夫からDVを受けていたことを明かした。娘とともに元夫の暴力を受け続けた東京都の50代女性は、「助けを呼べなかったのではないか」と思いやり、早期支援の重要性を訴える。【原田啓之、村田拓也】

 女性が自宅を飛び出したのは、15年前の秋だった。外出先から帰宅すると、酔った夫が「皆殺しだ」とわめきながら両手で首を絞めてきた。夫は朝から酒を飲んでは仕事を休み、事あるごとに暴力をふるっていた。

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