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被爆遺構の本格発掘始まる 広島平和記念公園内

重機でT字形に掘削された地表面。さらに30センチ以上掘り下げると遺構があるとみられる=広島市中区中島町の平和記念公園で2019年5月24日午後3時8分、小山美砂撮影

 原爆が投下されるまで繁華街だった広島市の中島地区(現広島市中区中島町)の地下に眠る被爆遺構の保存と展示を目指し、広島市は24日、平和記念公園内で本格的な発掘作業を始めた。7月末までに調査を終えて被爆者や専門家でつくる有識者懇談会に報告し、2020年度にも公開する方針。

 原爆資料館東館の北側にある緑地帯で重機を用い、約25平方メートルを30センチ程度掘り下げた。かつては「天神町筋」と呼ばれた通りの周辺で、遺構は地表面から約70センチ下にあるとみられる。27日以降は手作業でさらに30~40センチを掘削し、建物の一部などがないか調べる。

 旧中島地区のうち、現在の平和記念公園一帯には約4400人が住み、寺院や民家、商店が建ち並んでいた。米軍による原爆投下後はがれきなどの上に盛り土し、被爆から10年がたった1955年に平和記念公園が完成している。昨年12月の試掘調査では焼けた木材や住宅の一部が発見されていた。

 有識者懇談会では調査範囲の拡大も視野に検討する考え。市平和推進課の担当者は「調査により、被爆前の生活が明らかになれば」と期待を寄せている。【小山美砂】

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