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弱気?なニューヒーロー朝乃山 前日の栃ノ心戦、ネットの辛辣な言葉「記憶に残る」

朝乃山(右)が豪栄道を寄り切りで破る=東京・両国国技館で2019年5月25日、宮間俊樹撮影

夏場所14日目(25日・両国国技館)

 優勝が決まっても朝乃山の表情は緩まなかった。支度部屋に戻っても時折、笑みは浮かべるものの「まだ実感はないです」。初土俵から3年余りでの快挙に涙はなかった。

 大関・豪栄道に完勝した。立ち合いで左上手を許したが、得意の右を何とかねじ込んだ。ここからが力強い。左から豪栄道の肘を絞って上体を起こして寄る理詰めの攻め。さらに左上手も取ると大関の投げもこらえ、最後は両まわしを引きつけ勝負を決めた。「今までは右から寄って出てすくわれていた。落ち着いていた」という納得の一番だった。

 心にはわだかまりがあった。軍配が覆って白星を得た栃ノ心戦だ。日ごろ、インターネット上で自らの情報を検索するという朝乃山。微妙な判定での白星に辛辣(しんらつ)な言葉も目にして「一生記憶に残ると思う」。それが、表情が今ひとつ晴れない一因だった。

 三役未経験での優勝は1961年夏場所の佐田の山以来だ。佐田の山は後に横綱へ昇進し、日本相撲協会の理事長も務めた。そんな偉大な先達以来の快挙を遂げても「人から責められるのが嫌で、場所入りが怖い時もある」と弱気な姿も隠さない25歳。元号が令和になって初の本場所らしく、新しいタイプのヒーローが誕生した。【飯山太郎】

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