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茨城・美浦村 陸平貝塚 住民が守った縄文の息吹 /東京

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貝塚の堆積状態が一目で分かる「貝層の剥ぎ取り断面」。堆積物には土器の一部も含まれている=茨城県美浦村土浦の美浦村文化財センターで
貝塚の堆積状態が一目で分かる「貝層の剥ぎ取り断面」。堆積物には土器の一部も含まれている=茨城県美浦村土浦の美浦村文化財センターで

積雪のよう 無数の貝殻

 日本人の手によって初めて発掘調査された遺跡が、茨城県南東部に広がる湖「霞ケ浦」の近くにある。縄文時代の貝塚遺跡「陸平(おかだいら)貝塚」(同県美浦(みほ)村)だ。貝塚周辺を散策すると、無数の白い貝殻を見ることができ、縄文の息吹を感じた。この貴重な遺跡の保全の陰には、地域住民による息の長い取り組みがあった。【庭木茂視】

 陸平貝塚には、台地の斜面に大小八つの貝塚群が点在する。長さ100メートル以上、幅約50メートルの広さがあるものや、約4・7メートルの厚さで貝層が堆積(たいせき)しているものもある。いずれも縄文時代の初期(約7000年前)から後期(約3500年前)にかけての貝塚だ。1998年に国の史跡に指定され、周辺約3ヘクタールは陸平貝塚公園として整備された。

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