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藤原帰一の映画愛

誰もがそれを知っている 誘拐であらわになる、被害者たちの心の闇

 「別離」、「セールスマン」とアカデミー外国語映画賞を2回も受賞したアスガー・ファルハディ監督の新作。今回の舞台は監督の出身地のイランではなく、スペイン。主演にはペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムと2人のトップスターを迎え、昨年のカンヌ映画祭の幕開けを飾った作品です。

 静かな始まりです。妹の結婚式に出席するため、アルゼンチンに暮らすラウラがスペインに帰国した。同行する子供たち、特に姉のイレーネは親戚の子供に会って大喜び。結婚祝いに集まった人のなかにはワイン農園を営むパコもいますが、このパコが幼なじみのラウラに向ける視線から、この2人には昔何かあったかのような気配が漂います。

 映画は教会での結婚式、その後のお祝いを描きます。イレーネがいたずらをしてまわるほかには目立ったでき…

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