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市広報誌で「性の多様性」紹介 広報課員が独学の漫画も織り交ぜ

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性の多様性を漫画で伝える広報誌を手にする田中伸治さん=福岡県糸島市役所で2019年5月22日午後4時27分、杣谷健太撮影
性の多様性を漫画で伝える広報誌を手にする田中伸治さん=福岡県糸島市役所で2019年5月22日午後4時27分、杣谷健太撮影

 福岡県糸島市が、市民に配布する「広報いとしま」の最新号(5月15日号)で「性の多様性」を漫画で伝える特集を組んだ。市の職員がゲイ(男性同性愛者)の当事者から体験を聞き取り、職員が自ら漫画を描いた異色の広報誌で、市民からも好評という。

 全30ページのうち12ページを割いて取り上げたのは、かつて糸島市の公立中学校でゲイであることをカミングアウトして教壇に立ったこともある眞野豊さん(37)。市人権・男女共同参画推進課から「LGBTなど性的少数者を特集してほしい」と依頼された秘書広報課の田中伸治さん(41)の頭に浮かんだのが、4年前の人権研究会で知り合った、当時中学教員の眞野さんだった。

 日本学術振興会特別研究員の眞野さんは現在、母校の広島修道大(広島市)で非常勤講師として「性の多様性と学校教育」などを教えている。連絡を取った眞野さんから了解を得た田中さんは「市民に分かりやすく伝えたい」と、独学した漫画で眞野さんの半生を描くことにした。

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