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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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優生保護法国賠訴訟 28日に判決 仙台地裁 「除斥期間」判断が焦点

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定期的に通う病院の待合室で、飯塚淳子さんは「裁判所は私たち被害者の思いをくんだ判断をしてほしい」と語った=宮城県内の病院で2019年5月27日、上東麻子撮影
定期的に通う病院の待合室で、飯塚淳子さんは「裁判所は私たち被害者の思いをくんだ判断をしてほしい」と語った=宮城県内の病院で2019年5月27日、上東麻子撮影

 障害者らに不妊手術を強制した旧優生保護法について、司法による初めての憲法判断が示される――。被害者の宮城県の60代と70代の女性2人が「性と生殖に関する権利(リプロダクティブライツ)」を保障する憲法13条などに反するとして、計7150万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の判決が28日、仙台地裁で言い渡される。不法行為から20年で損害賠償請求権がなくなる「除斥期間」をどう判断するのかも大きな焦点だ。【遠藤大志】

 昨年1月に60代女性が提訴して以降、全国7地裁で20人が係争中の国賠訴訟のうち判決は初めて。中島基至裁判長は昨年6月の弁論で「憲法判断を回避する予定はない」と異例の予告。旧法下の人権侵害の違法性も問われることになった。

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