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「どんな思いで20年間、被害を訴え続けてきたか。裁判所は、私たちの思いをくんで、国の間違いをはっきり認めてほしい」。判決を翌日に控えた27日、「飯塚淳子」の名で被害を訴えてきた70代女性が、宮城県内の病院の待合室で語った。
貧困家庭の長女として生まれ、弟や妹の世話などで学校に通えなかった。民生委員の勧めで施設に入れられ、預けられた先で人間扱いされず、何も知らされないまま16歳の時に不妊手術された。後日、子どもを産めなくする手術だと知り、憤ったが、法律に基づくとは知らなかった。
手術から約60年、「死にたい」と思ってきた。結婚相手に手術を打ち明けられず、子どもができないと離婚された。再婚して今度は手術を打ち明けると、相手は去った。手術が法律に基づいていたと知ったのは、旧法が母体保護法に改定された後だった。
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