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忘れられた名医・渡辺吉郎

/上 石碑に功績 28人の乳がん手術 江戸期、先端医療施す /山形

山形県飯豊町黒沢で石碑の碑文をスキャニングする松井敏也教授(左)ら=高橋拓さん提供

 世界で初めて全身麻酔による乳がん手術をしたとされる江戸時代の外科医・華岡青洲(1760~1835年)の門下生に、黒沢村(現飯豊町)出身の渡辺吉郎(1805~54年)という医師がいたことが、研究者らの調査で徐々に明らかになってきた。各地で多くの弟子を育て、江戸でも医院を開業して先端技術を普及させたとみられる。地元でも長い間忘れ去られていた「名医」の実像に迫る関係者の取り組みを追った。【佐藤良一】

 吉郎の生涯を研究しているのは、飯豊町社会教育課主任の高橋拓さん(44)。豪農として知られた同町黒沢の渡辺六郎兵衛家が吉郎の実家だと突き止めたのは2015年。渡辺家の歴史を記録した「渡辺六郎兵衛家家譜」によると、10代目の次男として吉郎(別名・吉弥)が生まれ、青洲の下で医術を磨いた。越後、山形、上山、酒田、鶴岡で医療活動を行い、最後は江戸で医院を開業している。戒名は「済隆院吉郎活道居士」。「華岡青…

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