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首脳会談 押し込む米、かわす日本 トランプ氏「TPP考慮せず」

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共同記者会見を終え、握手を交わすトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=東京・元赤坂の迎賓館で2019年5月27日、梅村直承撮影
共同記者会見を終え、握手を交わすトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=東京・元赤坂の迎賓館で2019年5月27日、梅村直承撮影

 トランプ米大統領は27日、安倍晋三首相と臨んだ共同記者会見で、日米貿易協定の交渉を急ぐ姿勢を鮮明にした。米国産農作物の関税引き下げを巡り、日本に大幅な譲歩を迫る考えも示した。日本側は「夏の参院選前」の決着は免れたが、今後、激しい攻勢にさらされる可能性は高く、日米の「火種」が改めて浮き彫りとなった。連携を確認した北朝鮮対応でも、政府内ではトランプ氏の融和姿勢を警戒する声もくすぶる。

 「米国はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に縛られない」。日米首脳会談後の共同記者会見で飛び出したトランプ氏の発言は、日本側に波紋を広げた。日米首脳は昨年9月、日本の農産物の関税の引き下げ幅は「TPP水準が限度」と共同声明を出している。その考えに変わりはないか問われた首相が答え終わるとトランプ氏が割り込み、TPPを考慮しないと言い放った。この後、西村康稔官房副長官は記者団の取材に「共同声明に…

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