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ミニ論点

欧州議会選 2大会派、過半数割れ 北海道大学教授(欧州政治)吉田徹氏/千葉大学教授(欧州比較政治)水島治郎氏

吉田徹氏

 ドイツやフランスなど欧州主要国の保革2大勢力の退潮が改めて浮き彫りになり、欧州議会を担ってきた2大会派の議席減につながった。極右勢力の伸長だけではなく、事前の予想以上に環境政党が票を上積みしたことが注目される。既成政党も極右も支持しない有権者の受け皿になった。これは、人々の政治への関心が世界のあり方や国家像など、より大きな価値観についての分極化が進んでいることの予兆だと考えられる。

 ドイツで躍進した緑の党など各国の環境政党は直接的に生活や利益を左右しなくても、「どんな未来の世界を作るか」という価値に関わるグローバルな課題解決を模索する。他方、極右勢力は経済のグローバル化で弱まった国家の力を取り戻そうとする。いわば未来でなく過去の社会に向かう逆のベクトルだが、共に利益よりも価値を求めるという表裏の関係にある。

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