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インスタ使い宣伝ビジネス、出資法違反容疑 「西山ファーム」を家宅捜索

西山ファーム名古屋支社へ家宅捜索に入る捜査員=名古屋市中村区で2019年5月28日午前9時1分、大西岳彦撮影

 岡山県の農作物生産会社「西山ファーム」が不正に資金を集めていた疑いがあるとして、愛知県警は28日、出資法(預かり金の禁止)違反容疑で本店や名古屋支社など4都府県の約10カ所を家宅捜索した。同社は投資話や写真共有アプリ「インスタグラム」を使った宣伝ビジネスなどを通じ、愛知県を中心に全国の1500人以上から十数億円以上を集めていたとみられ、県警が実態解明を進める。

 捜査関係者などによると、同社は数年前から「事業拡大に運用する」などの投資話を持ち掛け、元本保証と高配当を約束して多額の現金を集めていたという。社員の知人などを通じて出資者を拡大していったが、今年1月ごろから支払いが滞り始め、出資者が警察に相談したことで被害が発覚した。

 また、元本保証と高配当をうたった仕入れ代行ビジネスや、インスタグラムに商品写真を投稿する宣伝ビジネスも展開していたとみられる。ともに指定の通販サイトから果物やサプリなど10万~100万円単位でクレジットカードで購入させ、翌月には全額返金する仕組み。実際に商品の授受はなかったとみられ、購入額に応じた配当金の付加や「クレジットカードのポイントやマイルもためられる」などと勧誘していた。

 こうしたビジネスの参加者への返金も1月末ごろから停滞。各地の参加者が損害賠償を求め提訴する動きに発展している。県警はこうしたトラブルについても把握しており、押収資料などをもとに同社の経営実態を調べる。

 同社は岡山県内で観光農園を営み、芸能人を広告塔に起用してソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで発信。近年は副業ビジネスを展開していた。

 ビジネスを主導していた元幹部の男性が27日、東京都内で毎日新聞などの取材に応じ「健全な副業ビジネスとして始めたが、次第に『西山』の名前を悪用して金を集める人間が出てきた。だましたつもりはないが、道義的責任はあるので被害者には何年かかっても返金したい」と話した。【高井瞳】

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