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「8年越しの花嫁」の難病

続・死亡率7%の壁(3)生死分けた転院の有無 薬の活用「必要な研究と情報」

 防衛医科大学校病院が「抗NMDA受容体脳炎」を発症した患者に、抗がん剤や免疫抑制剤として使われる「リツキシマブ」を使ったセカンドライン治療を施し始めた2011年9月以降、対象者は5人にのぼる。のちに社会復帰を果たした埼玉県所沢市の石黒宏美さん(42)ら4人と、死亡した静岡県裾野市の望月綾さん(当時18歳)の明暗を分けたのは、治療を受けるための「転院」の有無だった。

 免疫反応を抑える治療により感染症にかかるリスクが高い患者にとって転院は、移動による体への負担が大きいだけでなく、車などを使うことで一層感染リスクを高めてしまう。静岡県内の病院と防衛医科大学校病院との間を救急車で往復移動した望月さんのケースがそうだったようにである。各病院がリツキシマブを有効に使えれば、感染リスクを少しでも軽減できるのではないだろうか。

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