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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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旧優生保護法

「違憲」判決 「娘の体、戻らない」 家族ら思い複雑 /山形

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 旧優生保護法を巡り、宮城県の女性2人が損害賠償を求めた国家賠償請求訴訟の判決が28日、仙台地裁であり、旧法の違憲性を認めた一方、賠償請求を退けた。県内でも優生手術を受けたとされる障害者の家族らがニュースなどで判決を見守った。

 手術を受けたとされる庄内地方の女性(67)の姉(71)は、「原告の訴えが棄却されたのは残念だが、忘れ去られようとした旧法の違法性が認められたことは、率直に驚いた」と受け止めた。判決では、不法行為から20年で…

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