- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制され、憲法13条が保障する「性と生殖に関する権利(リプロダクティブ権)」などを侵害されたとして、宮城県の60、70代の女性が起こした国家賠償請求訴訟の判決で仙台地裁は28日、旧法を憲法違反と認定した。中島基至(もとゆき)裁判長は「旧法に基づく不妊手術は子を望む者の幸福を一方的に奪うもので、権利の侵害は極めて甚大だ」と指摘した。その一方で、国会が被害者救済の法制度を整備しなかったことは違法だと認めず、2人の請求を棄却した。【遠藤大志、伊藤一郎】
原告は控訴を検討する。同種訴訟は7地裁で20人が起こしており、今回が最初の判決となった。子を産み育てるかどうかを自ら意思決定するリプロダクティブ権を憲法13条の権利として認めた司法判断は初めて。
この記事は有料記事です。
残り1439文字(全文1786文字)
時系列で見る
-
強制不妊訴訟 2女性控訴 弁護団「原告救済を」 仙台高裁
1460日前 -
強制不妊 仙台の判決「納得できず」 神戸の原告が批判 /兵庫
1460日前 -
強制不妊、控訴へ 2原告「除斥適用おかしい」
1462日前 -
強制不妊訴訟 被害者、願い届かず 賠償なき判決に失望
1462日前 -
強制不妊訴訟 差別解消、願い届かず 「肩すかしの判決」
1462日前 -
強制不妊手術、県内36人確認 新たに20人判明 /茨城
1462日前 -
「違憲」判決 「娘の体、戻らない」 家族ら思い複雑 /山形
1462日前 -
強制不妊地裁判決 「不当判決」落胆と憤り 「納得いかぬ」「悔しい」 /宮城
1462日前 -
強制不妊地裁判決 村井嘉浩知事のコメント /宮城
1462日前 -
「違憲」 賠償請求は棄却 仙台地裁判決
1463日前 -
「違憲」 賠償請求は棄却 仙台地裁判決 新里宏二・原告弁護団長、根本匠・厚労相の話
1463日前 -
強制不妊訴訟判決 「何のため闘ってきた」 原告の女性、落胆
1463日前 -
強制不妊訴訟仙台地裁判決 救済遅れの責任問わず
1463日前動画あり -
手書きの「勝訴」幻に 原告の義姉準備
1463日前動画あり -
仙台地裁判決に「苦難受け止めて」 各地の強制不妊訴訟原告
1463日前動画あり -
強制不妊判決 原告の女性落胆「何のための努力だった」
1463日前動画あり -
旧優生保護法仙台地裁判決 救済否定、当事者置き去りに
1463日前動画あり -
賠償請求棄却も裁判長、強制不妊の権利侵害「極めて甚大」 仙台地裁
1463日前 -
強制不妊、きょう憲法判断 「除斥期間」も焦点に 仙台地裁
1463日前