連載

2019欧州の選択

欧州では右派ポピュリズム政党が台頭し、人権や民主主義といった欧州連合(EU)を象徴する価値観が揺らいでいます。背景にはEUと価値観を共有してきた中道左派政党の退潮があります。独社民党も例外ではありません。欧州中道左派の「最後のとりで」とされてきたこの政党に何が起きているのでしょうか。

連載一覧

2019欧州の選択

委員長人事で対立 独仏首脳、選出方法を巡り

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は28日夜に首脳会議を開き、秋に任期満了を迎えるEUの主要人事についての協議を本格化させる。焦点となるポストは、EUで大きな権力を握る行政執行機関、欧州委員会トップのユンケル欧州委員長の後任だ。欧州議会選挙の結果をふまえ、議会の各会派と加盟国の思惑がそれぞれ交錯する。

 欧州委員長は、選挙で勝利した会派が推す「筆頭候補」を首脳会議で指名し、欧州議会が多数決で選出する仕組みがある。加盟国首脳が密室で選んでいた従来の慣行を改め、EUの「顔」選出に民意を反映させる名目で前回2014年に導入された。

この記事は有料記事です。

残り616文字(全文884文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集