ダブル選「正気ならできぬ」 自民党元副総裁・山崎拓氏が断言 勝って元々、負ければ責任追及 外交にも暗雲
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にわかに「解散風」が強まっている。今夏の衆参ダブル選挙が現実味を帯びてきた状況だが、安倍晋三首相は本当に伝家の宝刀を抜くのか。永田町住人として、半世紀近く権力の盛衰を見てきた自民党元副総裁の山崎拓氏(82)は「正気なら解散できない」と断言した。その真意とは?【中澤雄大】
「解散権は首相が持っているのだから、我々が私議をしても始まらない。安倍さんがするかしないか、分からないな」。22日夜、東京・赤坂の日本料理店であった小泉純一郎内閣の「同窓会」。ほろ酔い加減の小泉氏の話に、山崎氏は耳を傾けていた。同席する二階俊博自民党幹事長、小池百合子東京都知事らも元首相の発言にうなずいたという。その数時間前、二階氏は「消費税を議題にするのは愚の骨頂だが、解散の大義は1日あれば作れる。首相が決断したら反対しない」と発言していた。
「一寸先は闇」は政治の常であるが、山崎氏は言う。
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