「外遊び」小学生の7割しない 地方も都市部も同じ実態 千葉大調査
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小学生の7割以上が放課後に外遊びせず、1割以上が遊ぶ友達が一人もいない――。千葉大の木下勇研究室が児童2986人を対象に調査したところ、多くが外で遊んでいない実態が浮かんだ。木下教授(都市計画学)は「放っておけば子供が遊ぶ状況ではない。外遊びを促す社会的介入が必要だ」と話す。
調査は、2017年度に宮城県気仙沼市で全小学生に行い1847人から、18年度に千葉市の小学校1校で行い425人から、それぞれ回答を得た。いずれも書面で調査した。
気仙沼市では、76%が「平日に外で遊ぶ日」を「0日」と回答。放課後に遊ぶ友達の人数は「誰もいない」が18%、「1~2人」が29%だった。遊ぶ場所(複数回答)は「家の中」が85%、「山・林」が6%、「川・水路、池」が8%で、自然の中で遊んでいる子供は少なかった。
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