倫理委通さず研究、論文投稿の不正行為 国立循環器病研究センター

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謝罪する国立循環器病研究センターの小川久雄理事長(左から2人目)ら=大阪府吹田市で2019年5月30日午前9時2分、梅田麻衣子撮影
謝罪する国立循環器病研究センターの小川久雄理事長(左から2人目)ら=大阪府吹田市で2019年5月30日午前9時2分、梅田麻衣子撮影

 大阪府吹田市の国立循環器病研究センター(国循)は30日、内部の倫理審査委員会を通さず研究を実施し、論文を投稿した不正が2件あったと発表した。論文撤回の手続きを進めており、研究に携わった小児科の男性医師の処分を検討する。このほか、国の指針が定める手続きを怠った研究が2013年以降、156件あることが分かり、小川久雄理事長は同日、記者会見を開いて陳謝した。

 国循によると、倫理審査委を通さなかった2件はいずれも診療結果や回復状況を調べる観察研究。うち1件は終末期心不全患者への治療効果に関する研究で、不整脈科の男性医師(既に退職)が13年度に論文を投稿。別の1件は、先天性の心臓病を持つ新生児への有効な手術法についての研究で、小児科の男性医師が18年度に論文投稿した。

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