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優生社会を問う

見捨てられる命/下 障害新生児、治療拒む 両親「なかったことにしてほしい」

国内の低出生体重児 出生割合

 「障害児は育てられない」--。予後の改善が期待できるのに、生まれたばかりの障害児の治療を拒もうとする親がいる。育てる自信がなかったり、置かれた状況を理解できていなかったりするためだが、もの言えぬ障害児の生きる権利を守るにはどうすべきか。孤立しがちな親への支援など、社会のあり方がいま問われている。【上東麻子】

 顔がうっ血し、ぐったりした男の子が気管挿管され、浜松市の浜松医大付属病院に救急搬送されてきた。足には異常も。「なかったことにしてほしい」。母親がつぶやいたこの言葉が、主治医の大石彰医師はいまも忘れられない。

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上東麻子

1996年毎日新聞入社。佐賀支局、西部本社、毎日小学生新聞、東京本社くらし医療部などをへて2020年から統合デジタル取材センター。障害福祉、精神医療、差別、性暴力、「境界」に関心がある。日本新聞協会賞を受賞したキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」取材班。共著に「強制不妊」(毎日新聞出版)。散歩とヨガ、ものづくりが好き。

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