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性暴力事件の無罪判決が3月に4地裁で相次ぎ、東京・大阪・福岡の3都市で今月11日、性被害の実態を訴えるデモがあった。4件の判決中3件は女性の意に反する性行為があったと認めながら、女性の心理状態や男性側の認識に関する判断から、罪の成立を否定した。2017年に刑法の性犯罪規定は大幅改正されたが、被害者らが法相や最高裁長官に要望書を出すなど再度の見直しを求める動きもある。
東京駅前で11日にあった「フラワーデモ」で、性被害の当事者団体「Spring(スプリング)」代表理事の山本潤さんは4輪の花を手に訴えた。「4人の女性を思って持ってきた。私たちは彼女たちとともにある」。4人とは無罪判決が出た4件の被害者だ。
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