「偏見助長につながる」 引きこもり当事者ら報道に懸念 支援団体の声明も相次ぐ 川崎殺傷

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多くのお菓子や花束などが供えられた事件現場で、手を合わせる人たち=川崎市多摩区で2019年5月29日午後3時、喜屋武真之介撮影
多くのお菓子や花束などが供えられた事件現場で、手を合わせる人たち=川崎市多摩区で2019年5月29日午後3時、喜屋武真之介撮影

 川崎市多摩区で小学生ら19人が死傷した事件で、岩崎隆一容疑者(51)が「引きこもり傾向にあった」ことが事件の背景として報道されていることについて、引きこもりの当事者や支援団体が「偏見助長につながる」と懸念する声明を相次いで発表した。当事者や家族を追い詰めかねないとして、冷静な対応を訴えている。【中川聡子、塩田彩/統合デジタル取材センター】

 引きこもりの当事者がウェブと冊子で情報発信するメディア「ひきポス」の石崎森人編集長は30日、「報道で世間がひきこもっている方たちへ無差別殺人犯予備軍のようなイメージを持つことが起きれば、まさに偏見の誕生だ」と訴える文章をウェブサイトに掲載した。石森さんは自身の経験を紹介しながら、「当事者を追い詰めるのではなく、しっかりと事件を検証し、社会の不安が和らぐ報道や言論であってほしい。行為を責めることと…

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