「民間シェルターなければ殺されていた」 DV被害者、財政支援強化に期待

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家庭的な雰囲気で過ごせる民間シェルターの共有スペース=NPO法人ひこばえのパンフレットより
家庭的な雰囲気で過ごせる民間シェルターの共有スペース=NPO法人ひこばえのパンフレットより

 配偶者や恋人などによる暴力「ドメスティックバイオレンス」(DV)から逃れた女性や子どもを受け入れる「民間シェルター」について、政府は31日、財政的な支援強化に乗り出す方針を明らかにした。民間シェルターは手弁当で運営している団体も多く、運営者の高齢化も進み、継続が危ぶまれるところも少なくない。

運営難のシェルター多く 設置者も高齢化進む

 前橋市のNPO法人ひこばえは、群馬県内で2カ所の民間シェルター「風のイスキア」を運営する。理事長の茂木直子さんが私財を投じて購入した一軒家と賃貸アパートの1室で、計4世帯が入居できる。

 茂木さんはかつて、友人をDV被害で亡くした。「被害者が逃げられる場所を」と2012年、シェルターをつくった。アパートの賃料は県が約8割を補助し、利用者は大人が1日1000円と光熱費を負担するが、経費はまかないきれない。着の身着のまま逃げてくる人もおり、日用品の準備が欠かせない。食事は自分で用意するルールだが、米と調味料は提供している。

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