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20年東京五輪・パラリンピック

聖火リレー、857市区町村へ(その1) 被災地の光 「陸前高田の今、伝えたい」

東京五輪の聖火リレーのルートに加わる「奇跡の一本松」の前で、思いを語る高橋大輔さん=岩手県陸前高田市で、和田大典撮影

 東京五輪・パラリンピックの聖火リレーのルートが1日、発表された。「今度こそ走りたい」「復興の現状を知ってほしい」。1964年の東京五輪で「幻の聖火ランナー」となった人や東日本大震災の被災地で暮らす人たちは、それぞれの思いを込めて、来年3月に始まる聖火リレーを待ち望んでいる。【三瓶杜萌】

 東日本大震災で古里を奪われた人も、聖火に一筋の希望を託そうとしている。奇跡の一本松が立つ岩手県陸前高田市で、指導員として小学生に水泳を教える高橋大輔さん(36)は、復興への道半ばにある街の現状を「多くの人が知る機会になってほしい」と願う。

 同市で生まれ育った。きらめく海沿いに白い砂浜と松原が広がり、祭りでは一致団結する街が好きだった。高校卒業後の2002年、市営プールで水泳指導に当たる市の嘱託職員募集に手を挙げた。

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