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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

G20前に姿勢アピール 海洋ごみ削減、政府計画 「技術革新」見込む

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プラごみの海への流出量
プラごみの海への流出量

 6月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議を前に、政府は31日、海洋プラスチックごみ削減に向けた行動計画を策定した。「イノベーション(技術革新)」による代替素材の開発を前面に出し、問題解決に向けた総合的な対策としてまとめた。政府はG20議長国として先進的な取り組みを各国に示し、地球環境の保全について主導権を握りたい考えだが、抜本的な解決策とは言えないのが実態だ。

 「我が国の経験と技術をフルに活用し、議長国として地球規模の課題の解決にリーダーシップを発揮していく」。31日に首相官邸で開かれた海洋プラごみ対策に関する関係閣僚会議で安倍晋三首相は、開催まで1カ月を切ったG20首脳会議への意気込みを語った。

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