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Moment・新しい潮流

/5 サーフィン 波が勝敗左右

良質な波を求めて生活拠点を移した川合美乃里=千葉県一宮町で2019年5月6日、喜屋武真之介撮影

練習環境探しがカギ

 風向き、潮の満ち引きで刻々と変化する波を相手に勝負を挑む。2020年東京五輪で新たに採用されるサーフィンは良質な波にいかに乗れるかが、勝敗を大きく左右する。その重要さは競技中だけにとどまらない。

 「引っ越すことに決めたから」。3年前、徳島市で暮らしていた東京五輪強化指定選手、川合美乃里(18)の父勇一さん(45)は、妻あすかさん(45)に電話で告げた。日常的に「良質な波」で鍛えられる練習環境を求めた末の決断だった。母と子は戸惑ったが16年5月、後に五輪会場となる千葉県一宮町に家族で移り住んだ。

 川合は中学2年でプロ転向後、関東を中心に大会へ出場してきた。太平洋に臨み、緩やかな弧を描く九十九里浜の南に位置する一宮町は関東遠征時に拠点としていた。徳島よりも安定した波で年間を通じて練習できるのが魅力だという。移り住んだ翌年に一宮で開かれた国際大会では日本女子選手として初めて優勝。「初めは慣れるのに苦労したが、強くなるためには(引っ越しは)必要だった」と振り返る。

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