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ウマ女十番勝負

(11)安田記念 哺乳類最強女子 アーモンドアイ

2018年の安田記念を制したモズアスコット=JRA提供

 上半期G1も終盤。デジタル編集部の“真希バオー”こと中嶋真希記者が予想するG1シリーズ第11戦は、春のマイル王を決める安田記念(東京1600メートル、2日午後3時40分発走)。4歳にしてすでにG1を5勝している最強牝馬アーモンドアイが府中に降臨。ダノンプレミアムとの2強対決になるかと思いきや、競馬担当30年の師匠、松沢一憲記者はまさかの穴馬を本命に--。東京最後の春G1、波乱は起きるのか。師匠の解説を交えてお届けします。

 「今年の安田記念は、豪華ですね。今や世界のスーパースターとなったアーモンドアイ、7戦6勝の2歳王者ダノンプレミアム……。絶好の1枠2番を引き当てたアエロリットが逃げて、どんなレースが展開されるのかなあ」。楽しそうに語る真希バオーに、「おい、声がガラガラじゃないか。どうした?」と師匠はけげんな顔。「ダービーの後、散々飲んで京王線に乗ったら、先輩記者が『新宿でラーメン食べて帰ろうぜ』なんて言うんです。ラーメン食べながらまた飲んで、朝起きたら声が出なかった」と真希バオーはしゃがれ声で言う。

 「ただの飲み過ぎじゃねえか」と松沢記者。「競馬の1年は、ダービーに始まり、ダービーに終わるんだ。今週末から、2歳の馬たちがデビューする。来年のクラシックで活躍する馬を探すのが楽しみだな」と笑顔だ。「今年はエピファネイア、キズナ、ゴールドシップやフェノーメノの子供たちがデビューしますよ。アーモンドアイは、ロードカナロアの初年度産駒。今年も新種牡馬の馬に期待したいですね」と真希バオー。さあ、新馬戦も安田記念も、思い切り楽しもう。

松沢記者の本命は……

 ◎ロジクライ、○ダノンプレミアム、▲アーモンドアイ、△インディチャンプ、△ペルシアンナイト、△ステルヴィオ

 「東京開催の春G1は、4戦続けて11~14番人気が馬券に絡んでいるぞ」と松沢記者。人気薄になりそうな、ロジクライで勝負に出る。「前走は、このレースと相性のいい京王杯スプリングカップ(C)=東京1400メートル=で4分の3馬身差で3着。直線で追い出すのが遅れ、脚を余したのが敗因。スムーズに走っていれば勝ち負けできた。昨年の富士ステークス(S)=東京1600メートル=を1分31秒7で勝利しており、G3だがG1なみの時計をマーク。リーディング3位と絶好調の武豊騎手に乗り替わるのも好材料だ」と期待する。マイルも2000メートルもこなすダノンプレミアムよりも、マイルで全5勝を挙げている距離巧者ロジクライが、今回は強いとみた。

 アーモンドアイは、「ドバイから帰国して2カ月。女傑にも疲れが出るころ。マイルは桜花賞以来14カ月ぶりというのも不安材料」と評価を下げた。

真希バオーの大胆予想

 「がんばれ!」応援馬券(単勝500円+複勝500円=1000円)

真希バオ-の応援馬券

 ◎アーモンドアイ

 「霊長類最強女子」と呼ばれているのは、レスリングの吉田沙保里さん。ならば、アーモンドアイは、「哺乳類最強女子」だ。牝馬3冠を達成し、ジャパンカップ(東京2400メートル)を2分20秒6の世界レコードで勝利。初の海外遠征だった前走のドバイターフ(メイダン1800メートル)は、スーパースターの走りを見せつけて快勝した。これまで、「ステップレースを使わずに本番直行は勝てない」「ロードカナロア産駒に2400メートルは長い」といった不安要素をはねのけてきたアーモンドアイ。今回も、大船に乗ったつもりでレースを見守りたい。

 半年ぶりに日本でアーモンドアイの走りが見られるのはうれしいが、凱旋門賞に向かわなかったことは残念だ。ドバイでのレース後、ルメール騎手と国枝調教師が凱旋門賞挑戦について言及。現地メディアからも凱旋門賞を連覇しているイギリスの女傑エネイブルとの対戦を期待する声が上がっていた。しかし、その後、凱旋門賞には向かわないと発表された。長距離輸送や背負ったことのない斤量58キロ、2400メートルというアーモンドアイには本来長すぎる距離であること--。リスクが大きいことは理解できるが、アーモンドアイが世界に挑む姿が見たかったなあ。

 ファンとしては、その決断を受け入れ、安田記念で精いっぱい応援したい。哺乳類最強女子の新たな伝説が楽しみだ。

日本ダービー キングリー、勝利にクビ差届かなかった

 東京競馬場で5月26日に行われた日本ダービーは、12番人気のロジャーバローズが2番手から押し切る大波乱。単勝9310円と、もう少しで単勝万馬券が飛び出すところだった。2着に3番人気のダノンキングリー、3着に2番人気のヴェロックスが入った。1番人気のサートゥルナーリアは、イレ込みや出遅れが響いて4着だった。

 真希バオーと師匠が本命に推したダノンキングリーの走りは、完璧だった。リオンリオンが大逃げする中、好位でしっかり脚をため、直線ぐいぐいと上がってきた。ゴール板に飛び込んだ姿を見て、「やった!」と大喜び。隣で見ていた女性もキングリーを応援していたらしく、「戸崎」と叫びながら泣いて喜んでいた。ところが、大型ビジョンに映し出されていたのは、ロジャーバローズ。「あれ? 届かなかった?」。早とちりしていたことに気づき、ちょっと恥ずかしかった。あれだけ完璧な騎乗で勝てないのだから、ダービーって難しいな。

 パドックで行われたトークショーに、ダービーを初勝利して満面の笑みの浜中騎手が登場。リオンリオンの2番手に控え、「差されるかもしれない」と思いながらも早めに仕掛けて懸命にムチを入れたという。「あれ? 後ろから来ない」。そのまま先頭でゴール。頭が真っ白になり、思わず戸崎騎手に「ぼく残ってますか?」と聞いてしまったらしい。それほど、精魂込めた一世一代の騎乗だったといえるだろう。浜中騎手のうれしそうな表情に、真希バオーもうれしくなった。

 甘えん坊な性格で、いつも担当の米林助手に体をこすりつけているというロジャーバローズは、凱旋門賞挑戦が濃厚に。最強の甘えん坊として世界に名を残してほしい。そして、大好きなダノンキングリーは、きっと夏にさらに成長し、秋も力強い走りで競馬場を沸かせてくれるだろう。【中嶋真希】

フェブラリーS -1000円

高松宮記念 -1000円

大阪杯 -1000円

桜花賞 -1000円

皐月賞 単勝外れ 複勝160円×5=800円払い戻し

天皇賞・春 -1000円

NHKマイルC -1000円

ヴィクトリアマイル -1000円

オークス -1000円

日本ダービー 単勝外れ 複勝210円×5=1050円払い戻し

収支 -8150円

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