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橋爪大三郎・評 『イタリアン・セオリーの現在』=ロベルト・テッロージ著、柱本元彦・訳

 (平凡社・4536円)

 ネグリ、アガンベン、エスポジト、……。イタリアの現代哲学が突如アメリカで流行し始め、たちまち世界中で読まれるようになった。隆盛を誇ったフランス現代思想を押し退(の)け、なぜイタリアン・セオリーが脚光を浴びたのか。イタリア思想に詳しいテッロージ氏が、その特質や背景を解説してくれる。

 イタリアン・セオリーの主役たちは、本国イタリアでは傍流の人びと。ネグリに至ってはテロ幇助(ほうじょ)の容疑で追われ、フランスに亡命したも同然だった。ネグリやアガンベンは、フランスの思想家、特にドゥルーズと懇意で、フレンチ・セオリーをリメイク。政治哲学の味付けをしたのがイタリア流だ。

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